ARTIST FILE 039

ALBUMとSINGLEの売上成績です。

(USA / BILLBOARD CHARTより)

ROBERT TEPPER

 


 
related...BENNY MARDONES

ニュージャージー出身の「苦労人」ロッカー。デビュー前は、カフェのウエイターなどのバイトで生計を立てていたそうです。
テッパーさんのサクセスストーリーは、まさに「アメリカン・ドリーム」。
 
80年前半、このコーナーでも紹介しているベニー・マードーンズの良きパートナーとして曲作りに参加、名曲"INTO THE NIIGHT"の共同作者として知られていました。
 

ベニーのアルバムでは、「ボビー・テッパー」という名前でベースを担当し、82年までベニーと活動を共にしていましたが、83年にソロデビューを目指し、見事スコッティ・ブラザーズとの契約に至ります。
 
しかし、なかなかデビューの機会に恵まれずにいました。そこでテッパーさんは「ロッキー4」のサントラセレクションに"NO EASY WAY OUT"で応募し、見事スタローンの目にとまり取り上げられる事になったのです。
この曲は、ロッキーが宿敵ドラゴとの試合を決意しスポーツカーで街中を走り続けるという、映画の中でも感動的なシーンに使われていました。
 

ハードかつメロウなメロディのロックンロールが身上ですが、UK調のニューウェイブ的なシンセのフレーズを取り入れていて、当時としては斬新な曲構成でしたね。
歌詞を見ると、とても男臭いけど、実はナイーブな男心を、ドスを効かせながら切々と語っていますよ。
 

.......THERE’S NO EASY WAY OUT♪

邦題は「逃れえぬ闘い」........

まさに「バブル蟻地獄」からなかなか抜け出せないでいる、今の日本経済の事みたいですね..


付記...96年にサードアルバムを、ヨーロッパのみでリリースしている。
その後は、映画やミュージカル向けのソングライター兼スコアラーとして活動しているらしい。
2011年には、4枚目のアルバムリリースの予定があるそうだ。
<ERIRIN兄/2011.2.4.>
 
(96) NO REST FOR THE WOUNDED HEART
 
<参加サントラ> (86) COBRA   (87) LADY BEWARE

 

 

ROCKY 4 (1985)

<Original S/T>

86US 12

86USY 65

 

 

  

NO EASY WAY OUT

86US

22

 

 

NO EASY WAY OUT (1986)

 

  

DON’T WALK AWAY

86US

85

 
No Easy Way Out
Angel Of The City
Don't Walk Away
(愛の終結)
Your Love Hurts
(君の愛が傷つける)
Restless World
Hopeless Romantic
Soul Survivor
If That's What You Call Lovin'
(愛の選択)
Domination

 

邦題は「逃れえぬ闘い」。先述の通り、"No Easy Way Out"が映画「ロッキー4」の劇中で、闘いを決意するシーンで採用されたことからつけられた邦題だと推測される。
 
プロデューサーはジョー・シカレリ。パット・ベネターやオインゴ・ボインゴ、フランク・ザッパなど幅広いジャンルで手腕を振るってきた。
全曲、テッパー氏自らのペンによる作品で、ソングライターとしての才能も十分に感じ取れる1枚だが、とにかく「男臭い」アルバムである。
テッパー氏のボーカルスタイルだが、親友のベニー・マードーンズに通じる「熱い男の叫び」とでも表現しておけばわかるだろう。
 
この時期のアメリカンロックアルバムの典型的作品で、ニューウエイブ調のシンセを駆使した「メロディック・ダンスロック」である。。
ダンサブルでギンギンくるシンセアレンジには、ザッパやオインゴ・ボインゴと仕事をしてきたシカレリ氏の経験が生きている。
"Restless World""Domination"
の2曲のド派手なアレンジは、どことなく「ザッパ」の匂いが感じられる。
"Restless World"は、ダイアン・レイン主演のサスペンス映画「愛は危険な香り」のサントラにも後日収録された。(「サントラ男」の面目躍如か)
 
"Your Love Hurts""If That's What You Call Lovin'"は、男の優しさあふれる美しいバラードナンバー。ソングライターとしてのテッパー氏の本領発揮だ。悲しげな歌いっぷりに、女子ならグッとくる美曲だろう。
 
シングルカットはされなかったが、"Angel Of The City"は映画「コブラ」のサントラにも後日収録された。ドラマチックな展開の分厚いロックだ。
 
「一発屋」として語られることとなったTOP40ヒット"No Easy Way Out"
については触れなかったが、一言だけ触れておこう。
イントロ後半のシンセアレンジがトム・ペティの"You Got Lucky"にクリソツではないかいっ??
 
2009年にリマスターCDが発売され、20年以上のお蔵入りから解き放たれた。(すでに品薄のようだが)
<ERIRIN兄/2011.2.4.>
 

MODERN MADNESS (1988)

 

   
The Unforgiven (許されざるヒーロー)
Don't Get Me Started
Fighting For You <duet with Carroll Sue Hill>
Working Understanding
(解り合う二人)
Down In The Belly Of Life (人生の懐)
Modern Madness
When you Dream Of Love
(恋を夢みるとき)
Love Turned To Crime (危険な愛)
Sing For Me
Daylight

 

前作と同じく、「ザッパ・ファミリー」だったジョー・シカレリによるプロデュース。今回はへヴィーにまとめていて、ハードロック寄りの作りだ。
テッパー氏のボーカルも、前作以上に気合が入っており、「男臭い」というよりも「体育会的な汗臭い」
 
さらに、「ザッパ」の匂いがするロックチューンが増えている。
"Don't Get me Started"、"Down In The Belly Of Life"、"Modern Madness"、"Love Turned To Crime"あたりの派手なアレンジがまさしく「ザッパ」の匂いがプンプンする。さぞやバックミュージシャンたちも大変だったろうと心配になるくらい、ぶっ飛んだアレンジである。。
テッパー氏は特にフランク・ザッパへのトリビュート心はないようだが、やはりシカレリ氏のなせる業だろう。

全ての曲がこの類いではないので、ご安心を。
先述の通り、ハードロック寄りの楽曲もある。80s後半にブレイクしたボン・ジョビの立役者でもあるデズモンド・チャイルド。
"The Unforgiven"はまさに「デズモンド風」のハードロックナンバーで、
思わずライナーのコンポーズ欄を読み返してしまったくらいだ。
(テッパー氏の作品だった....さては、パクッたな)
 
"Fighting For You"では、キャロル・スー・ヒルという女性シンガーがテッパー氏とパワフルなデュエットを披露している。このキャロルという女性シンガーがなかなかの歌唱力の持ち主で、どことなくパティ・スマイスに似た感じだ。調べたところ、スタジオミュージシャンに専念していたシンガーだそうで、トム・ペティやジョン・メレンキャンプと仕事した経歴を持つ。自らアルバムリリースはしていないようだった。
 
「女泣かせ」のバラードは入っていないが、"Working Understand"
"Daylight"の2曲のミディアムバラードはなかなかメロディックで良い。
 
前作と同時に、2009年にリマスターCDが発売された。
(こちらも品薄の模様)
<ERIRIN兄/2011.2.4.>

 

前のページに戻りたい時はブラウザの「戻る」ボタンを押して戻ってネ