<member(左から)> ローランド・ヴォーン・ケリッジ（Ｄ）／ポール・フィッシュマン（Ｋｙ，Ｓｙｎ）／ ナイジェル・ロス・スコット（Ｂ）／バクスター（Ｖ，Ｇ）／
ＦＩＸＸやＮＡＫＥＤ ＥＹＥＳと同様、まず全米で火が着いたロンドン出身のダンス系ロックバンド。アルバム１枚のみしか残せなかった短命バンドではあるものの、ハイテクなシンセ、重いドラムビート、そしてソリッドなギターを駆使してパワフルなダンスロックを聴かせてくれる貴重なバンドでもある。 リードボーカル／ギターのバクスターと、キーボードのポール・フィッシュマンが中心となり、８２年に結成。その後メンバーチェンジがあり、ドラムのローランドと、トーマス･ドルビーの紹介でベーシストのナイジェルが加わった。地元ロンドンのクラブやライブハウスなどで活動している所を、マイルス・コープランド（ＩＲＳレコードの創設者。ポリスのスチュワート・コープランドの実兄） にスカウトされ、シングル“ＴＨＥ ＰＯＬＩＴＩＣＳ．．”（邦題は「危ないダンシング」）でまずは全米デビューを飾った。この「危ないダンシング」が全米ダンス・チャートで第８位をマークするなど大好評を博した後、サスペンスタッチなこの曲のビデオクリップもＭＴＶのへヴィローテとなり、ナショナル・チャートでもトップ４０ヒットを記録、全世界で知られるようになった。 その勢いを駆って、８５年にセカンドアルバム“ＨＵＭＡＮＩＣＡＴＩＯＮ”がリリース予定だったが、ポールが急遽トンプソン･ツインズのサブメンバーにスカウトされ、全米ツアーにも同行することとなり、発売が延期された。スティングも参加した先行シングル“ＨＯＷ ＭＵＣＨ ＬＯＮＧＥＲ”がリリースされたものの、結局グループは解散を強いられ、期待のセカンドアルバムはお蔵入りとなってしまったのである。 <written by ERIRIN兄, 2010.12.31> ＜参加サントラ＞
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