115

 


 

<member>

リンディ・ロス(V,Sax)/マーヴ・ロス(G)/

リッチ・グーチ(B,Ky,−85)/

ブライアン・デビッド・ウィリス(D,Ky,−85)/

ジャック・チャールズ(V,G,−83)/

リック・ディジアロナルド(Ky,−83)/
 
                                      


   QUARTERFLASH.NET

 
         ROSS PRODUCTIONS
 
 

元教師という珍しい経歴を持つロス夫妻によって、79年にオレゴンで結成されたAOR系ロックグループ。元はシーフード・ママというグループ名を名乗っていたそうだ。
80年に、メンバー4人を加えた総勢6名に増員、当時レコード会社創設を目論んでいたデヴィッド・ゲフィンの目に止まり、81年に鮮烈なデビューを飾ったのだった。絶頂期の82年には、プロモートで全世界を飛び回り、83年にはUSフェスティバルなどのライブイベントに参加、初来日公演を行うなど、ハードで多忙な2年を送った。
 

サックス片手に艶やかに歌い上げるリンディの姿はとても印象的だったし、マーヴの秀でたソングライティングの才能も高かった。AOR的なアプローチを加えたアメリカン・ニュー・ウェイブともいえる楽曲のクオリティも高く、日本でも高い評価を得た。
今でも多くのファンを持つグループで、80s前半のロックシーンを語る上では忘れてはならない重要なグループでもある。

85年に一旦解散したが、90年にメンバーを一新して復活。しかし時代が代わり過ぎていたせいか、復活した事すらまともに取り上げられず、再び解散。

その後、ロス夫妻は地元オレゴンで"ROSS PRODUCTIONS"という芸能プロを設立、実業家としても活躍中とのこと。同時に、TRAIL BANDというカントリーミュージック主体のプロジェクトを結成し、ツアーを行っているそうだ。
 
08年に、ロス夫妻二人だけで再々結成、ニューアルバムもリリースしている。アコースティックな落ち着いたアルバムで、80sらしいメロディが心地よい。オフィシャルサイトにて試聴できるので、是非とも聴いていただきたい。
<written by ERIRIN兄 2002.11.29.>

 

(90) GIRL IN THE WIND
(08) GOODBYE UNCLE BUZZ
 

<参加サントラ>

FAST TIMES AT RIDGEMONT HIGH (82)

GREMLINS (84)
 

 

DISCOGRAPHY

ALBUMとSINGLEの売上成績です。(USA / BILLBOARD  より)

 

QUARTERFLASH (1981)

81US 8

82USY 20

 

 

HARDEN MY HEART

82US

3

82USY

13

FIND ANOTHER FOOL

82US

16

RIGHT KIND OF LOVE

82US

56

 

 

NIGHT SHIFT (1982)

<Original Soundtrack>

 

 

 

NIGHT SHIFT

82US

60

 

 

TAKE ANOTHER PICTURE (1983)

83US 34

 

 

TAKE ME TO HEART

83US

14

83USY

83

TAKE ANOTHER PICTURE

83US

58


Take Me To Heart/Take Another Picture/Shane/
Eye To Eye/It Don't Move Me/Shakin' The Jinx/
Make It Shine/One More Round To Go/
Nowhere Left To Hide/It All Becomes Clear
 
邦題は「アナザー・ピクチャー」。前作同様、個性的なジャケ写で、子供たちは全てマネキンであります。
豪華ゲストを迎えての意欲作でしたが、ファーストほどのブレイクには至りませんでした。大きな過渡期でもあった80s前半を象徴するようなバラエティに富んだ構成の「隠れた名盤」です。

 

<guests>

JOE WALSH (G), TIMOTHY B.SCHUMIT (V), BILL CHAMPLIN (V),

PAULINHO DA COSTA (Per)

 

BACK INTO BLUE (1985)

 

 

TALK TO ME

85US

83


Walking On Ice /Caught In The Rain/Back Into Blue/
Talk To Me/I Want To Believe It's You/
Love Without A Net (You Keep Falling)/Come To Me/
Grace Under Fire/Just For You/Welcome To The City

メンバーが4人になり、またカルチャー・クラブなどを手掛けた名プロデューサー/スティーヴ・リヴァインを迎えてのサード。相変わらずQFらしいムーディかつアダルトな雰囲気にあふれる好盤である。リリースがアナログからCDへの普及期でもあったため、「デジタル・レコーディング」という表示があるのが面白い。

 

オススメBEST CD

HARDEN MY HEART;BEST OF (1997)

 

 

HARDEN MY HEART/FIND ANOTHER FOOL/

RIGHT KIND OF LOVE/CRITICAL TIMES/

TAKE ME TO HEART/TAKE ANOTHER PICTURE/

NIGHT SHIFT/EYE TO EYE/TALK TO ME/

DON’T BE LONELY/MAKE IT SHINE/WALKING ON ICE/

 

デビューから85年までのGEFFIN時代のヒットナンバーと、サントラにのみ収録された2曲を含むベスト。今聴いても、やっぱいい音出してるねっ!!

 

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