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1983-14
<artist> Jim Capaldi |
<title> Fierce Heart |
表
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裏
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<genre>Rock
<lebel> Atlantic (日本発売あり/ワーナー)
<prod.> Steve Winwood
<player> Jim Capaldi (Vo, D) Steve Winwood (G, B, Ky) Mel Collins (Horns) Van Morrison (G) Ray Allen (Sax) etc
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<include>9曲 A1 Tonight You’re Mine A2 Living On The Edge A3 Bad Breaks A4 Runaway A5 Back At My Place
B1 That’s Love B2 I’ll Always Be Your Fool B3 Don’t Let Them Control You B4 Gifts Of Unknown Things |
[プロフィール]ARTIST PROFILEを見てネ |
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[解説]邦題は「心燃えて」。トラフィック時代の旧友ウィンウッドがプロデュース含め、全面的にバックアップしている。ヒットした“THAT’S LOVE”のイメージからいくとフュージョニックなシャレたアルバムを連想しがちだが、実は違っている。また、この作品以前までに貫いていたやや荒削りなスタイルとも異なり、フュージョンとロックンロールの中庸的な渋さを備えた、落ち着いた大人の魅力を醸し出した佳作だ。また、全編ウィンウッドによるスペーシィなシンセサイザーがかなり目立っており、ニューウェイブ的なセンスもチラホラと垣間見ることができよう。 アルバムのスタートを飾るA1は、ヴァン・モリソンによる力強いアコギタをメインに、CSNかアメリカを思わせる哀愁的なメロディーラインが特徴的なミディアムナンバーで、個人的に本作では一番のお気に入りのナンバーだ。続いてシングルカット第2弾としてHOT100入りしたA2もジムの力強いボーカルが心地良い。ジムのポーカルスタイルがどことなくミック・ジャガー的でトラフィック時代を彷彿とさせるメロディを持つA4も心強い感じだ。 エスニックな雰囲気で展開するA5、トップ40ヒットとなった先述のB1、スティーリィ・ダン的ブルージィさを持つB2は、ウィンウッドのシンセプレイが大活躍で、それに併せてかジムのボーカルも他の曲よりも渋めに決まっている。 歳を食った今聴き込んでみると、リリース当時に聴いた時よりも、かなり深い味わいを覚える傑作だ。 |
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[CD化情報]2004年CD化 (WOUNDED BIRD RECORDS) |