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FLAME OF THE WEST EAST OF EDEN STEELTOWN WHERE THE ROSE IS SOWN COME BACK TO ME
TALL SHIPS GO GIRL WITH GREY EYES RAIN DANCE THE GREAT DIVIDE JUST A SHADOW
Produced by STEVE LILLYWHITE
<REMASTERED CD-1996 BONUS TRACKS> BASS DANCE BELIEF IN THE SMALL MAN PRAIRIE ROSE WONDERLAND 12” WINTER SKY
CD入手方法
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スティールタウン..鉄鋼の街といえば、スコットランドのグラスゴー。渡米し大成功を収め「鉄鋼王」と呼ばれたカーネギーもこの街の出身。 スコットランドの「働く庶民」の味方ともいえるビッカン(この後もこの略称で呼ばせてもらいます)がパワフルかつノスタルジックに綴っていくこのアルバム、彼らの最高傑作だと思います。デビューアルバムの“THE CROSSING”や“THE SEER”あたりをベストに挙げる方が多いと思いますが、ERIRIN的にはこのセカンドが一押し!! まず、アルバムのスタートを飾る“FLAME OF..”から、タイトルナンバーをはさんでシングルヒット2曲が続き、みなぎるパワーとドライブ感に圧倒されてしまいます。ほんと、ターン・テーブルから汗が飛んできそうなくらいエネルギッシュですわ。 そして、ハーモニーが美しいミディアムナンバーの“COME BACK..”でA面を終了。このツボをつくようなA面の曲構成は、まさにビッカンのアルバム作りのうまさがよく現れていると思います。 さてB面は、二―ル・ショーン張りのクリアなギターがうねりまくる“TALL..”でスタート、続くメロディアスなバラード“GIRL WITH..”で一息つけます。とてもきれいなナンバーです。 ビッカンのオハコ的なスコッティシュ・フォーク調の“RAIN DANCE”が続き、〆は“JUST A SHADOW”。徐々に盛り上がり、後半クライマックスのギター・ラッシュとドラムのコンビネーションは、ヘビメタ・バンドも顔負けのハードさが感じられます。この曲、シングルとしてはヒットしなかったけど、この「ガテン」アルバムのラストを飾るにはピッタリの曲ね! 96年にリマスターされたCDには、ロキシー・ミュージックの名曲“PRAIRIE ROSE”のカバーが収録されてます。この曲もビッカンらしい、ハードなギターリフが炸裂する80sらしいナンバーに生まれ変わっていますよ。(蛇足でした) 全体を通して、艶やかなスチュアートのボーカルもメリハリがあって、とても良いと思います。ただ残念なことに01年暮れにスチュアートは死去、10年以上待ち続けた来日も実現することが不可能になってしまい、ホント悲しい限りです。今思えば、84年の来日公演、行っておけばよかったワァ..(悔) |