Artist

BIG COUNTRY

Title

STEELTOWN

Release

1984

ジャンル

ROCK / ALTERNATIVE POP

 

 

FLAME OF THE WEST

EAST OF EDEN

STEELTOWN

WHERE THE ROSE IS SOWN

COME BACK TO ME

 

TALL SHIPS GO

GIRL WITH GREY EYES

RAIN DANCE

THE GREAT DIVIDE

JUST A SHADOW

 

Produced by STEVE LILLYWHITE

 

<REMASTERED CD-1996 BONUS TRACKS>

BASS DANCE

BELIEF IN THE SMALL MAN

PRAIRIE ROSE

WONDERLAND 12”

WINTER SKY

 

 

CD入手方法

国内

廃盤です

輸入盤

リマスターCD入手可

スティールタウン..鉄鋼の街といえば、スコットランドのグラスゴー。渡米し大成功を収め「鉄鋼王」と呼ばれたカーネギーもこの街の出身。

スコットランドの「働く庶民」の味方ともいえるビッカン(この後もこの略称で呼ばせてもらいます)がパワフルかつノスタルジックに綴っていくこのアルバム、彼らの最高傑作だと思います。デビューアルバムの“THE CROSSING”や“THE SEER”あたりをベストに挙げる方が多いと思いますが、ERIRIN的にはこのセカンドが一押し!!

まず、アルバムのスタートを飾る“FLAME OF..”から、タイトルナンバーをはさんでシングルヒット2曲が続き、みなぎるパワーとドライブ感に圧倒されてしまいます。ほんと、ターン・テーブルから汗が飛んできそうなくらいエネルギッシュですわ。

そして、ハーモニーが美しいミディアムナンバーの“COME BACK..”でA面を終了。このツボをつくようなA面の曲構成は、まさにビッカンのアルバム作りのうまさがよく現れていると思います。

さてB面は、二―ル・ショーン張りのクリアなギターがうねりまくる“TALL..”でスタート、続くメロディアスなバラード“GIRL WITH..”で一息つけます。とてもきれいなナンバーです。

ビッカンのオハコ的なスコッティシュ・フォーク調の“RAIN DANCE”が続き、〆は“JUST A SHADOW”。徐々に盛り上がり、後半クライマックスのギター・ラッシュとドラムのコンビネーションは、ヘビメタ・バンドも顔負けのハードさが感じられます。この曲、シングルとしてはヒットしなかったけど、この「ガテン」アルバムのラストを飾るにはピッタリの曲ね!

96年にリマスターされたCDには、ロキシー・ミュージックの名曲“PRAIRIE ROSE”のカバーが収録されてます。この曲もビッカンらしい、ハードなギターリフが炸裂する80sらしいナンバーに生まれ変わっていますよ。(蛇足でした)

全体を通して、艶やかなスチュアートのボーカルもメリハリがあって、とても良いと思います。ただ残念なことに01年暮れにスチュアートは死去、10年以上待ち続けた来日も実現することが不可能になってしまい、ホント悲しい限りです。今思えば、84年の来日公演、行っておけばよかったワァ..(悔)