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ELECTRIC AVENUE I DON’T WANNA DANCE IT’S ALL IN YOU WAR PARTY FUNKY ROCK’N’ROLL
TOO YOUNG TO FALL LATIN LOVE AFFAIR ANOTHER REVOLUTIONARY DROP BABY DROP KILLER ON THE RAMPAGE
Produced by EDDY GRANT
CD入手方法
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彼が83年1月に初来日した際に、渋谷公会堂へと足を運んだが、それまでのレゲエの概念を変えるようなパワフルなステージに圧倒されたのを今でも忘れられない。荒削りだが説得力あるボーカル、ボブ・マーリィに負けるとも劣らないギターテクニックに脱帽したものだ。 さて本作だが、付けられた邦題が「カリビアン・キラー」。エディの野性味あふれる精悍な顔つきから察したのだろうが、珍しく的を得たタイトルだと思う。 彼は元来レゲエ畑のアーティストだが、本作ではレゲエという枠にとらわれない、斬新なアルバム作りに挑戦している。その斬新さの代表が大ブレイクした“ELECTRIC AVENUE”だ。テクノっぽいシンセを駆使し、大胆なノイズを効果的に使ったダンスチューンであり、この曲をレゲエと称するのはかなり無理があろう。 残りの6曲については、レゲエリズムをベースにしてはいるが、それまでにはなかった新しさを感じることができる。その理由としては、ソングライターとしてのエディの卓越したメロディセンスがあげられよう。あらゆるジャンルから良い点を吸収した上で消化し、自らの曲に反映しているのだろう。彼のいかついルックスとは裏腹に、とにかく根アカなポップセンスを感じる次第である。 このアルバムをまだ聴いていない方へは、是非とも「レゲエ」とか「黒人」とかいう先入観を捨てた上でジックリと楽しみながら聴き込んでもらいたいと願う。 |