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(73) CRAZY LIFE   (74) POWERFUL PEOPLE

(75) STORM AT SUNUP   (76) GIST OF THE GEMINI

(77) PAUPER IN PARADISE   (78) BROTHER TO BROTHER

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(90) INCONSOLABLE MAN   (91) LIVE IN MONTREAL

(95) YONDER TREE   (98) SLOW LOVE   (03) CANTO
(06) THESE ARE THE DAYS   (09) A GOOD THING

カナダが誇る実力ピカイチのパワー型ボーカリスト。70sでは、クラシックやジャズをベースにした独自のプログレッシブ・ロックを展開、幅広い層のロックファンから指示を得た。80sではAORからダンサブルなロックナンバーまでをこなし、時流に乗ったそれなりの活動を見せてくれた。

ソロとしてのデビューは73年だが、実は70年にVANNELLIという彼のセカンドネームをつけたグループとしてデビュー。このグループには、後の彼の活動にも関わることとなる2人の兄貴、ロスとジョーが参加、ジノはドラムを担当していたという。このグループは全く売れずに即解散したが、いち早くジノの実力を評価したハーブ・アルパートのプロデュースによりソロデビューを飾る。その後は先述の個性的なアプローチにより商業的にもブレイク、特に78年のアルバム“BROTHER TO BROTHER”が彼の最大の出世作となり、シングル“I JUST WANNA STOP”も全米4位を記録する大ヒットとなる。(ファンの間では“GIST OF THE GEMINI”を最高傑作と評する方が多い。ME TOO!)

80sに入る直前に古巣A&MからARISTAへ移籍、81年にはAORの不朽の名作となった“NIGHTWALKER”を発表し存在感を強めたが、82年以降は彼のスタイルでもあったAORやプログレが急激に衰退、さすがのスーパースターも短期間のミュージックシーンの激変と対峙しなくてはならないという瀬戸際に追い込まれたのである。

しかしジノは時代とうまく付き合うという選択肢を選んだ。85年にシンセを駆使したダンスロック“BLACK CARS”を発表しそれまでのファンを驚愕させた。私自身も驚いたクチだが、すでに80sの激流に飲み込まれていたせいだったのか、彼の大変身を素直に受け入れることができた。というか、あまりにカッコいい曲だったので惚れ直したと言ったほうが正解かもしれない。

残念ながらダンスフロア以外では評価が上がらず、アッといわせた大変身も事実上失敗に終わる。その後は今日に至るまでアダルトなジャズアプローチを軸にマイペースな活動が続いており、カナディアンロック界の「猛るピューマ」とまで呼ばれた熱血ロッカーも年には逆らえないということか。

んっ?リチャード・マークスに似ているって??

<written by ERIRIN兄, 2003.3.5.>

DISCOGRAPHY

ALBUMとSINGLEの売上成績です(USA/BILLBOARD CHARTより)

 

NIGHTWALKER (1981)

81US 15

81USY 61

 

 

LIVING INSIDE MYSELF

81US

6

81USY

34

NIGHTWALKER

81US

41

 

それまで我が国ではやや低かった彼の知名度を一気に引き上げた名盤。まさに「夜の帳(とばり)」が似合いすぎる1枚だ。珠玉の名バラード“LIVING..”はポップチャートのみならず、R&Bチャート(45位)にもエントリーするほどのジャンルを超えた人気ぶりだった。

プロデュースはいつもながらジノを含むロス、ジョーの仲良しヴァネリ3兄弟が当たっている。

 

THE LONGER YOU WAIT (1982)

 

 

82年リリース予定だったがお蔵入りしてしまった幻のアルバム“TWISTED HEART”からの先行シングル。

82US

89

 

BLACK CARS (1985)

85US 62

 

 

BLACK CARS

85US

42

IT HURTS TO BE IN LOVE

85US

57

 

先述のように大変身を遂げた異色作。「ブラック、カカカカ..♪」というカッコよ過ぎるリフレインが特徴的な“BLACK CARS”を筆頭に、シンセビートの利いたダンスロックが目白押しだ。唯一80s初頭の雰囲気漂うバラード“IT HURTS TO..”も忘れてはなるまい。

相変わらず仲睦まじいヴァネリ3兄弟のプロデュース。

 

BIG DREAMERS NEVER SLEEP (1987)

 

 

WILD HORSES

87US

55

 

前作ほど過激な演出は影をひそめ、カントリーフレイバー漂う“WILD HORSES”、メロディアスなサックスをフィーチャーした“YOUNG LOVE”、ボーカルで勝負という力強いバラード“SOMETHING TELLS ME”などややしっとりと聴かせる曲が増えている。バックコーラスには、後の91年にブレイクするリサ・フィッシャーも参加しているのに注目。

プロデュースはやはり仲良し3兄弟。

 

オススメBEST CD

ULTIMATE COLLECTION (2000)

 

 

Living Inside Myself/Nightwalker/Crazy Life/

People Gotta Move/Powerful People/Love Me Now/

Mama Coco/Fly Into This Night/Love of My Life/

One Night With You/Appaloosa/I Just Wanna Stop/

Wheels of Life/River Must Flow/Brother to Brother/

Black Cars/Hurts To Be In Love/Wild Horses/

 

70sから80sにかけての黄金期におけるシングルヒット及び代表曲を網羅した完全無欠なベストといいたいところだが、どうせなら”THE LONGER YOU WAIT”も入れて欲しかった..

 

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