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ALBUMSINGLEの売上成績です。

(USA / BILLBOARD CHARTより)

SHERIFF

FROZEN GHOST

 


アーノルド・ラニ (Key)/ウォルフ・ハッセル (Bs) ⇒FROZEN GHOST
フレディ・カーシ (Vo)/スティーブ・デマーチ (Gt) ⇒ALIAS
 
ロブ・エリオット (Dr)
 
 
 

89年2月。驚異的なリバイバルヒットが生まれます。
カナダ・トロント出身のシェリフというグループの"WHEN I'M WITH YOU"という美しいバラードナンバーです。
 
ラスベガスのラジオ局の粘り強く、かつ積極的なオンエアにより、リクエストが殺到、88年の暮れに再発されました。その後、あれよあれよとチャートを駆け上がり、No.1を獲得するミリオンセラーにまでなったのです。
 
付記...初回チャートアウトから2年以上の間をあけて、再チャートインして全米No.1を獲得した曲は、
この"WHEN I'M WITH YOU"を含めて、過去に6曲しかない。(ビルボードHOT100より)
ビング・クロスビー "White Christmas"(42年、45年、47年の3回)
トミー・エドワーズ "It's All In The Game"(51年、58年)
チャビー・チェッカー "The Twist"(60年、62年)
ビリー・ヴェラ&ザ・ピーターズ "At This Moment"(81年、86年)
UB40 "Red, Red Wine" (84年、88年)

 
 
実はこの曲は、82年にデビューした彼らのファーストアルバムに収められている曲で、83年6月に第61位をピークにして姿を消しています。(本国カナダでは、No.1に輝きました。)
さすがのTOP40マニアの私も曲を聞くこともなく、忘れ去ってしまってました。ちょうどこの頃は、82年からの「ブリティシュ・インベーション」ブームの絶頂期ということもあって、彼らのようなタイプのロックバンドは苦戦を強いられた頃でしたっけ。グループも85年に解散しています。
 
このシェリフというグループは、どちらかというと、ハードプログレ系のグループに属するでしょう。デビューアルバムを通して聴いてみると、シャウトしまくりのヘビメタ調の曲から、LRB張りのコーラスのきれいな爽やか系ロック、そして美しいバラードまで多彩な構成になってますね。
79年に結成されてからデビューまでの3年間、練りに練った気合も伺えるし、テクもしっかりしてるし、とても好感が持てちゃいます。

 
それにしてもラジオの影響力と民衆パワーのおかげとはいえ、解散してしまったグループの曲が7年越しにリバイバルされて?bPに輝くなんて、ほんと凄すぎます。アメリカの音楽史に残る出来事でしょうね。このリバイバルヒットの後、再結成の動きもあったそうですが、結局流れてしまったようです。
一瞬の光を放った、究極のバラード...中古屋さんで探してみてくださいね。
 
 
付記...85年の解散直後に、リーダーだったアーノルド・ラニウォルフ・ハッセルを誘って、
新グループ"FROZEN GHOST"を結成、間をあけることなく活動を始めた。
93年までの7年間で3枚のアルバムをリリース、本国カナダでは安定した人気を誇っていた。(下記参照)
解散後、アーノルド・ラニはプロデュース業に転身し、成功を果たした。数々の新人カナディアンロックグループをスターダムに押し上げている。
 

89年、"WHEN I'M WITH YOU"のリバイバルヒットをうけて、フレディ・カーシ
スティーブ・デマーチ
の2人が中心となり、新グループ"ALIAS"を結成。
 
90年発表のデビューアルバム"ALIAS"から、、
極上のバラード
"MORE THAN WORDS CAN SAY"が全米2位、ミディアムナンバーの"WAITING FOR LOVE"が全米13位を記録するビッグヒットとなった。
90年代の作品ではあるが、メロハーロックの名盤として語り継がれている。
 

しかし、このデビューアルバム1枚のみを残して、91年にALIASを解散。
 
ALIAS - More Than Words Can Say (1990)
 
 
 
その後、フレディ・カーシはソロとして活動再開、94年にソロアルバム"DREAMER'S ROAD"を発表。

"ALIAS"を支えた親友のスティーブ・デマーチがギター、ベースで全面参加している。
2000年、カーシはシェリフとALIAS時代のセルフカバーを含む"THEN & NOW"を発表した。
2006年には、新グループ"ZION"を結成、アルバム1枚を残して即解散。
 
2009年、カーシとデマーチはALIASを再結成、レコーディング途中でお蔵入りしていたセカンドアルバム
"NEVER SAY NEVER"を仕上げて発表、このアルバムの中で"WHEN I'M WITH YOU"のアコースティック・
バージョンを新録している。  freddycurci.com
<ERIRIN兄/2011.2.10.>
 
SHERIFF
(1979-1985)  

SHERIFF (1982)

89US No.60

 

 

WHEN I'M WITH YOU

83US No.61

89US No.1

89USY

No.37

 
You Remind Me/California/Makin' My Way/When I'm With You/
Kept Me Coming/Mama's Baby/Crazy Without You/Elisa/
Living For A Dream/Give Me Rock And Roll
 
ソフトハラードの名曲"When I'm With You"のイメージをもってこのアルバムを聴くと、ハードプログレ的な曲が多いことに驚くかもしれない。
「カナダ版STYX」あるいは「カナダ版TOTO」とでも評しておこう。
 
"When I'm With You"の他にも3曲のバラード系ナンバーが収録されている。"Mama's Baby"、"Elisa"、"Living For A Dream"の3曲。いずれもメロウなラブソングというよりも、ハードな「男臭い」バラードだ。
<ERIRIN兄/2011.2.10.>



FROZEN GHOST (1985-1993) 

FROZEN GHOST (1987)

87US No.107

 

 
Should I See/Promises/Beware The Masque/Yum Bai Ya/
Love Like A Fire/End Of The Line
/
Time Is The Answer/Love Without Lies/Soldiers Cry/
Truth In Lies

 

SHOULD I SEE

87US
No.69

シェリフ的なハードプログレ系の音を想定して聴くと、このグループに対するイメージ構築がおそらく狂ってしまうだろう。どちらかというと、UKニューウェイブ寄りに洗練されたメロハー系ロックとでもいおうか、カナダ的な匂いはあまり感じられない。
87年当時に何の知識もなく「スッピン状態」で聴いた時は、イギリスの新人ロックグループだと勘違いしていたほどだ。だいぶ経って、シェリフの元メンであると知って、本当にオッタマゲた。

ただ、このアルバムを何度となく聴いてるうちに、カナダらしい「奥深い暖かみ」をジワジワと感じることができる。やはりアーノルド・ラニの緻密に計算された「スルメイカ」的な「聴けば聴くほどに味が出る」コンポーズの才能は高く評価したい。
いい意味で個性的なサウンド作りをしているが、「アク」がない分、模倣的に感じることも多いだろう。
 
シェリフではフレディ・カーシにリードボーカルを一任していたが、このグループではアーノルド・ラニが全面的にリードボーカルをとっている。
カーシとは違うタイプのパワー型ボーカリストだが、なかなかの歌唱力
の持ち主だ。FIXXのサイ・カーニンにどことなく似ている。 
 
本国カナダのシングルチャートでは、"Sould I See"が27位、"Yum Bai Ya"が92位を記録した。まずまずの船出といったところか。
<ERIRIN兄/2011.2.10.>
 

 

NICE PLACE TO VISIT (1988)


 

Better To Try/Pauper In Paradise /Selling Salvation/
Step By Step/Mother Nature/Echo A Miracle/
Round And Round /Dream Come True /
Perfect World/Suspended Humanation
 
やや力みのあったデビュー作に比べると、かなり落ち着きのある作品に仕上がっている。
基本となるUKニューウェイブ的な音作りはそのままだが、ストレートでシンプルというカナダらしさはハッキリとしていると思う。
 
アメリカや日本では全く話題にもならなかったが、本国カナダのシングルチャートではキャッチーなポップロック"Round And Round"が19位、
美しくも切ないバラード"Dream Come True"が34位を記録した。
この"Dream Come True"というバラードだが、半端なく美麗なアコースティックバラードで、"When I'm With You"を越えていると思う。
<ERIRIN兄/2011.2.10.>

 
(92) SHAKE YOUR SPIRIT
 
オススメBEST CD

THE ESSENTIALS (2005)

 

 

Should I See/Dream Come True/End Of The Line/Promises/
Shine On Me/Pauper On Paradise/Yum Bai Ya/
Round And Round/Truth In Lies/Cry (If You Want To)/
Shake Your Spirit/Head Over Heels
 
本国カナダでリリースされたシングル9曲を網羅。
解散から12年というタイミングのベスト盤というのは珍しい。
AOR、メロハーファンにオススメ。
<ERIRIN兄/2011.2.10.> 
 
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