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MICHAEL SEMBELLO

 

michaelsembello.com

 

日本では映画「フラッシュダンス」に収められた「マニアック」の大ヒットで有名なアーティストだが、ソングライター、プロデューサー、そしてセッション・ギタリストとしても、大物アーティストのアルバムに引っ張りダコのマルチプレイヤーである。

東海岸フィラデルフィア出身。71年、17歳にしてスティービー・ワンダーのグループ“ワンダーラヴ”にギタリストとして参加、70sではスティービーの右腕として数々の名盤を生み出してきた。このバンド活動の傍ら、80s前半までにスティーヴン・ビショップ、ジョージ・デューク、ドナ・サマー等、数々のアーティストのアルバムに参加。広い人脈を築きつつ、82年の映画“SUMMER LOVERS”のタイトルナンバーでついにソロデビューを果たす。続く83年には先述の「マニアック」が大ブレイク、ミューシックシーンの第一線に躍り出した。

その後も80sの間は映画のサウンドトラック中心に楽曲提供しつつも、大ヒットを生み出すことはできなかったが、フロリダにリバーフロント・スタジオを設立、マイペースながらも優れたアルバムリリースを続けている。とりわけ、98年にはスティービー・ワンダー、久保田利伸らも参加したワールドワイドなプロジェクト“THE BRIDGE”で中心的役割を果たし、久々に日本でも再評価された。

バイオ及び近況等の詳細については、現在もセンベロ氏のジャケットデザイナーとしても活躍している鈴木盛人さんのサイト“ART SHRINE”を是非ご訪問ください。

<written by ERIRIN兄, 2003.3.20.>

relate…STEVIE WONDER

 

(94) CARAVAN OF DREAMS   (95) BROTHER TIME

(97) BACKWARDS IN TIME   (02) ANCIENT FUTURE
(03) THE LOST YEARS

 

<参加サントラ> (82) SUMMER LOVERS

(84) GLEMLINS    (85) COCOON    (88) SALSA

 

DISCOGRAPHY

ALBUMとSINGLEの売上成績です(USA/BILLBOARD CHARTより)

 

FLASHDANCE (1983)

<Original S/T>

83US 1

83USY 20

 

 

MANIAC

83US

1/2wk

83USY

9

 

 

BOSSA NOVA HOTEL (1983)

83US 80

 

 

AUTOMATIC MAN

83US

34

 

邦題は「マニアック」。プロデュースはフィル・ラモーン。ジャンルの垣根を越えたバラエティに富む傑作だ。センベロ自身がギター、ベース、ドラム、キーボードの基本楽器をこなしている。ダンス/クラブチャートでも14位と健闘した“AUTOMATIC MAN”などのダンスロック系のナンバーが中心だが、ポール・デイビスを彷彿とさせる優しさに満ちたボーカルで聴かせるミディAORナンバーの“IT’S OVER”、“TALK”そして“LAY BACK”の3曲が特に秀逸。大ヒットした“MANIAC”はニュー・アレンジで収録されている。90年に日本で世界初CD化となった。

<GUESTS>

GEORGE DUKE, DANNY SEMBELLO, GARY GRANT,

JERRY HEY, PAULINHO DA COSTA,

 

WITHOUT WALLS (1986)

 

 

GRAVITY

 


旧友でもある故ミニー・リパートンの夫/リチャード・ルドルフとの共同プロデュース。産業ロック風の派手なシンセがフィーチャーされた“WHAT REALLY YOU WANT” 、映画「コクーン」の主題歌として先行シングルとなった“GRAVITY”のダンス・ミックスに代表されるように、ソリッドなギターラインと前作以上に切れのある打ち込み満載のダンスロックナンバーに注目だ。ちなみにLPとCDでは収録曲が異なっていた。

 

<GUESTS>

HERB ALPERT, BOBBY CALDWELL, STEVE PORCARO,

STEVIE WONDER, DANNY SEMBELLO, GARY GRANT,

LARRY WILLIAMS

 

オススメBEST CD

今のところ、ベストのリリースはありません。

 

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