ARTIST FILE 053

ALBUMSINGLEの売上成績です。

(USA / BILLBOARD CHARTより)

 

 

 
related....COMPANY B
 

70sのディスコブームに乗って、ヒットを飛ばしたダンスロックグループFOXYの元リーダーだったイッシュ・レデズマ(このOXOではイッシュ・エンジェルと名乗っていますが)を中心に、1980年にロサンゼルスで結成。
 

イッシュは元々キューバ革命の時にマイアミに亡命してきた数々のファミリーの一人。彼のいたファミリーのうちの5人が中心になってFOXYを結成、サルサをベースにしたダンスナンバーが受けまくり、当時マイアミを地盤にしていた大手レコード会社/T.Kレコードと契約に成功しました。

76年にメジャーデビュー、同じT.Kレコード所属の看板バンドだったKC&SUNSHINE BANDと共にマイアミのクラブ中心に徐々にメジャーへの階段を登りはじめます。
78年にはシングル“GET OFF”が全米で大ヒット、TOP10入りを果たすなどブレイク、通算5枚のアルバムをリリースしましたが、80年に所属のT.Kレコードが突然倒産してしまい、グループも解散に追い込まれてしまいました。
 

ABBAの名作“VOULEZ VOUS”にもギターで参加するなど、マルチプレイヤーとしてとても期待が高かったイッシュ。当時、新人発掘に躍起になっていた大手ゲフィンレコードの完全バックアップを得て、マイアミのクラブ時代の友人を集めて結成したのが、このOXOでした。
約1年半の綿密な準備期間を経て先行リリースされたダンスポップナンバー“WHIRLY GIRL”が全米TOP30入りする大ヒットとなり、順調な再スタートを切ります。
そして、FOXYっぽいラテン系の乗りをベースにした「ノー天気」なPOPナンバーから、サルサの香りのするミディアムナンバーまで、割とバラエティに富んだ曲構成のデビューアルバム“OXO”(邦題は「POPにEYEして」)をリリース。日本でも奇抜?なグループ名と邦題が受けたのか、レコード会社の積極的なプロモートのおかげなのか、そこそこ話題になりましたね。
 

しかし、このデビューアルバム1枚を残して、1年持たずに84年には解散しちゃいました。ポンッ!と出てきてパッ!と散ったような「打ち上げ花火」的な印象が強烈に残っているんですよねぇ。
 

付記...."OXO"というこの変わったグループ名について、当時リーダーのイッシュはインタビューに次のように答えている。
"It's hugs and kiss, tic toc toe; you can turn it around, inside out and it's always the same.
There's something sort of magical about it."「手紙の終わりにつけるKISSのサインで、"XOX"と反対にしても同じ意味なんだ。魔法の言葉の一種さ。」という意味だそうで、良くわからなかった。
 
ほとぼりが覚めた86年、イッシュ・レディズマは"ISH"名義で再デビュー。再びゲフィンからアルバム1枚、シングル2枚をリリースしたが、全く話題にもならず解散している。
87年は、ラテンディスコ系ガールズトリオ"COMPANY B"の全面的プロデュースにあたり、"Fascinated"をTOP40に送り込んだ。
 
90s以降は自らアルバムをリリースする事なく、プロデュース業や他のミュージシャンのアルバムに参加するなどの活動に専念している。
98年には人気ラップデュオ/2 LIVE CREWのアルバムにギター、ベースなどの重要なパートで参加、相変わらずのマルチプレイヤー振りを発揮した。。他のメンバーの消息は不明。
<ERIRIN兄/2011.2.4.>

 

OXO (1983)

83US117

 

 

WHIRLY GIRL

83US

28

 
Whirly Girl (ワリィGIRL)
Dance All Night (ダンス・オール・ナイト)
My Ride (恋の自動車ドロボー)
Wanna Be Your Love (彼氏になりたい)
In The Stars (イン・ザ・スターズ)
You Make It Sound So Easy (あっさりサヨナラ)
Waiting For You (恋はまちぶせ)
Back In Town (恋のBACK IN TOWN)
I'll Take You Back (アイル・テイク・ユー・バック)
Love I Need Her (ニード・ハー・ラヴ)
Runnin' Low (ランニン・ロウ)
 
邦題は「POPにEYEして」。ふざけたタイトルだが、VERY GOOD!
(各曲の邦題も笑えるので載せてみた。)
FOXY時代のラテンホップをベースに、メチャ明るいポップンロール満載のアルバムだ。このアルバムを「ニューウェイブ」と呼ぶにはやや辛いので、「男子系キャンディポップ」とでもしておこうか。
 
シングルヒットした「ワリィGIRL」だが「悪い女」という意味ではなく、「踊りの上手なイイ女」という意味なので、誤解を解いておきたい。
曲は、ラテン系エレポップというか、TKレーベルっぽいノー天気なダンスナンバーで、いかにもアメリカ人好みのチューンだ。
 
日本では、アメリカでB面扱いされた「恋はまちぶせ」(ストーカーか?)のほうをA面としてリリース。日本の80sファンにとって、忘れられない名曲として今も語り継がれることとなった。
哀愁漂うアコースティックギターをフィーチャーしたミディアム系バラードで、FOXY時代のラテンテイストをうまく盛り込んでいる。 
<ERIRIN兄/2011.2.4.>
 

 


ISH

ON THIS CORNER (1986)

 

 

You're My Only Lover/I Could Love You/
You're My Favorite Thing To Do/On This Corner/
Holy Night/Femininity/More Than I Can Bear/
It Ain't Necessarily So/Chase The Lace
 

アーサー・ベイカー御大の親友でもある鬼才ジョン・ロビーをプロデューサーに迎え、80sダンスフロアに殴り込みをかけた1枚。
アダルトでムーディなダンスロック中心に揃えており、OXO時代とはがらりと変わっている。マイナーだが、なかなかの出来だ。
 
ガーシュウィンのクラシックジャズの名曲"It Ain't Necessaliry So"のカバーを、見事ディスコ風にやってのけている。(必聴)
 
マルチプレーヤーとしても有名なイッシュ自らすべての楽器を演奏しているあたり、さすがといっていい。
ベルリンのボーカル/テリー・ナンが、なんとサックスで参加。
 
余談だが、ジャケ写のイッシュだが、若き日の小室哲也に似てない ?
<ERIRIN兄/2011.2.4.>


(79) ISH 「ダンディシュ〜Ish」
 
 
オススメBEST CD

ISHOLOGY
FOXY-OXO-COMPANY B 
(2005)

 

 

Get Off Your Aaahh and Dance/Get Off/
Hot Number/Don't Stop/Party Boys/Whirly Girl/
Waiting for You/You're My Only Lover/
Through the Night/Fascinated/Be Mine Tonight/
Something Tells Me/Since I Fell for You/All Good/
All I Want/Get Off [Remix]/Fascinated [Remix]/
Party Boys [Remix]

FOXY,OXO時代のヒットナンバーからソロ時代、そしてプロデュースしてきたアーティストたちのヒットナンバーも収録している。
70s以降のラテン系ダンスポップの勉強にはちょうどいい。
TKレコード時代のファンにとっては、なんともありがたい1枚だ。
限定2枚組CDも発売された。
<ERIRIN兄/2011.2.4.>

 
 
前のページに戻りたい時はブラウザの「戻る」ボタンを押して戻ってネ