ARTIST FILE 014

ALBUMとSINGLEの売上成績です。

(USA / BILLBOARD CHARTより)

MATTHEW WILDER

 


 
 
 

 


NY/マンハッタン出身。15歳の時に学校の友達と一緒にグリニッジ・ビレッジでストリートシンガーからスタートし、後にLAへ進出します。
エディ・ケンドリクスやベット・ミドラーのアルバムへの参加を経て、ついに83年にインディーズ系のアーティストを当時熱心に発掘していたプライベート・アイ・レーベルと契約する事に成功、ファーストからのシングル"BREAK MY STRIDE"(邦題「想い出のステップ」)がジワジワとヒット、80sを代表する世界的大ヒットになりました。

 

84年にセカンドアルバムをリリースしますが、不発に終わってしまい、その後はソングライターとしての手腕を発揮するようになります。ナタリー・コールの "WILD WOMAN DO"や、シーナ・イーストン,ポインター・シスターズ,パティ・ラベルなどに曲を提供しています。

 

90sに入ってからはプロデューサーとして大成功を収めています。95年にはNO DOUBTというグループの“TRAGIC KINGDOM”を全面的に手がけ、このアルバムが全米?bPに輝き、グラミーにもノミネートされました。他にも98年にディズニー映画「ムーラン」の音楽も担当していますよ。

 

"BREAK MY STRIDE"を初めて聴いた時は、「不思議な感じのする曲だなぁ〜」なんて感じていましたが、アルバムを通して聴いてみると、R&Bのほのかな香りが漂っていて、なかなか感性の深いアーティストだと確信したのを想い出します。

アーティストとしては「一発屋さん」に終わったとしても、マシューみたいに、後にプロデューサーとして大成功してくれると、80sファンの私もとてもうれしいですね。
 

 

I DON’T SPEAK THE LANGUAGE (1983)

84US No.49

 


Break My Stride/The Kid's American/
I Don't Speak the Language/Love Above the Ground Floor/
World of the Rich and Famous/Ladder of Lovers/
I Was There/Dreams Keep Bringing You Back/
I Don't Speak the Language (Reprise)
 

BREAK MY STRIDE

84US

No.5

84USY

No.27

84UK

No.4

THE KID'S AMERICAN

84US

No.33

 
邦題は「想い出のステップ」。マネキンを使ったアーティスティックなジャケ写がなんとも個性的である。
 
アメリカ東西の海岸エリアで積んだ豊富なキャリアを生かした、多彩な「サウンド玉手箱」的な作品である。この作品については、ジャンル分けは無意味だ。
 
当時は、全く素性の知れないアーティストだった。
全米各地でラジオのヘビーオンエアが飛び火し、全米チャートをシングル"Break My Stride"が駆け上がってくるものの、日本では全く彼に関する情報がなかった。
TOP40入りしても、"Private I"というマイナーレーベル所属だったため、日本発売すら決定していなかった程だった。
ジャニスやリバディなどの有名貸しレコード店にも入荷しておらず、LPを買うしかなかったのである。
初めて先行輸入されたLPも、「輸入盤の殿堂」渋谷のタワーレコードとCISCOで半日で完売したという逸話も残した。
(うそ臭いが、紛れもない事実)
 
私自身、入荷情報を事前にチェックの上、開店と同時に買いに行ったほどだった。かなり苦労してゲットしたLPだったこともあり、初めて針を落とした時は10回以上はリピートしたものだ。
 
84年に入ってから、ようやく日本発売も決まり、ベストヒットUSAで"SOLID GOLD"のクチパクライブ映像も流された。
(想像していたよりも怪しげなルックスではあったが...)
 
突発ヒットだったこともあり、"Break My Stride"のPVは制作されておらず、シングル2弾目の"The Kid's American"のPVしか残されていないのは、残念なことだ。
発売から半年、ようやくマシューの人物像も見えてきたのだった。
 
20年以上経った今も、下記の2in1 CDは愛聴盤のひとつである。
<ERIRIN兄/2011.1.21.> 

 

BOUNCIN’OFF THE WALLS (1984)

 

 

 

BOUNCIN' OFF THE WALLS

84US

No.52

Mad for You/Bouncin' off the Walls/Hey Little Girl/
Scandal/Naked Truth/Open Up (Let Me In)/Cry Just a Little/
Love of an Amazon/Fortune Cookie
 
バラエティに富んだ前作とは一転、コンピューター処理を駆使した歯切れの良い、当時のリック・スプリングフィールドに近いダンスロックアルバムになっている。
マシュー自身、デビュー前からこの手のダンスロックを目指していたとインタビューでも語っていた。
前作の大ブレイクにより、予算も多くなったのだろう、売れ線を狙ったようだが、セールス的には失敗の巻となった。
 
タイトルナンバーの"Bouncin' Off The Walls"は、サビの「ボボボンボンボンボーン」というフレーズが耳に残る、分厚いアレンジが光るダンスロックの名曲だ。
前作の流れが生きているメロディックできれいなミディアムナンバーの"Hey Little Girl"あたりもオススメ。
<ERIRIN兄/2011.1.24.>
 

 

 

オススメBEST CD

I DON’T SPEAK THE LANGUAGE/

BOUNCIN’OFF THE WALLS (1999)
 


 

 

BREAK MY STRIDE/THE KID’S AMERICAN/

I DON’T SPEAK THE LANGUAGE/

LOVE ABOVE THE GROUND FLOOR/

WORLD OF THE RICH AND FAMOUS/

LADDER OF LOVERS/I WAS THERE/

DREAMS KEEP BRINGING YOU BACK/

I DON’T SPEAK THE LANGUAGE (REPRISE)/

 

MAD FOR YOU/BOUNCIN’OFF THE WALLS/

HEY LITTLE GIRL/SCANDAL/NAKED TRUTH/

OPEN UP (LET ME IN)/CRY JUST A LITTLE/

LOVE OF AN AMAZON/FORTUNE COOKIE/

 

彼が80s時代に残した2枚のアルバムが一枚のCDになって、うれしい再発です。こういう企画、ジャンジャンやって欲しいねっ!

 

 

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