「ジョニーはジャズが嫌い」という変わった名前のグループ。
以下がグループ名の由来だと言われています。マークさんの親友にジョニーさんていう人がいて、その人の奥さんが大のジャズファンで、一日中ジャズをかけていた為、ジョニーさんがジャズ嫌いになってしまったそうです。
ちなみにグループのメンバーはジャズが大好きで、アマチュア時代の86年、ロンドンの有名ジャズクラブ「ロニー・スコッツ」でライブを行いました。とてもシンプルなパフォーマンスだったそうですが、見事にバージンレコードの関係者の目に止まり、87年にメジャーデビューを果たします。
彼らを大々的に売り出す事を決めたバージンレコードのプロモートが大成功、デビュー曲の切ないミディアムバラード"Shattered
Dreams"がいきなり全英TOP5入りし、続いてオランダ、フランス、オーストラリア等の国々で発売され、見事bPに輝きました。
遅れて発売されたアルバムも全英bPをゲット、このアルバムを引っ提げて、ついに全米進出します。本国での発売の1年遅れで"Shattered
Dreams"がナショナルチャートの第2位まで上がる大ブレイクとなります。
続いて"I Don't Want To Be A
Hero"もTOP40入りするなど、次の活躍がとても期待されましたが、残念なことにセカンドアルバムのコンセプトを巡って3人の関係に亀裂が生じ始め、88年にクラークが脱退しちゃいました。
急遽、新しいボーカルに元キュアーのベーシスト/フィル・ソーナリーが加入、やっとの思いで91年にセカンドアルバム“TALL STORIES”のリリースにこぎ着けます。
しかし、ヘイズが交通事故を起こしブランクが開いてしまった事、クラークの軽いボーカルとは違うハードなフィルのボーカルに違和感があったせいか、アルバム・シングルともセールス的に失敗に終わり、バージンからも解約され、事実上解散しました。(ERIRIN的には、なかなかいいアルバムだったと思います)
片や脱退したクラークさんは、ソロアルバム“RAINDANCE”をリリース。こちらはメロディアスなPOPアルバムに仕上がっていましたが、思った程話題になりませんでしたね。
その後の彼らの消息は定かではありませんが、きっと何らかの形で音楽の仕事をしている事と思います。
付記...2007年に、カルヴァンとマイク、そして新しいボーカリスト/ダニー・サクソンの3人で再結成した。ヨーロッパツアーも行ったが、アルバムのレコーディングまでに至らず、再び解散している。
2009年10月、クラークを含むオリジナルメンバーで再結成するとの発表がされたが、2011年1月現在でツアー日程もアルバムリリース予定も決まっていないようだ。(この後の動向は、オフィシャルサイトを参照してください。)
<ERIRIN兄/2011.1.21.>