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JENNIFER RUSH

 

jennifer-rush.com

 

 

西ドイツから登場した実力派ボーカリスト。80sに登場した女性シンガーの中では珍しく、アルト的な低音の魅力で迫るタイプ。元々NY出身で、79年に本名の“HEIDI STERN”というセルフタイトルアルバムでアメリカデビューしたが全く話題にもならずに、幼少期を過ごした西ドイツへ81年に渡り、84年にジェニファー・ラッシュと改名して再デビューした。

後にローラ・ブラニガン、セリーヌ・ディオンに取り上げられた名バラード“THE POWER OF LOVE”が西ドイツを中心にヨーロッパ各国でブレイク、85年イギリスの年間チャートでもbPに輝くなど、全世界で400万枚近くを売上げ注目を集める。しかしなぜか母国アメリカでは積極的なプロモートにも拘らず、エルトン・ジョンとのデュエットナンバー“FLAMES OF PARADISE”1曲しかトップ40ヒットを生み出せず、また日本での知名度もたいして上がることはなかった。

(唯一、88年の日本スイス合作による戦争映画「アナザー・ウェイ」の主題歌を担当、この時プロモート来日している)

現在もドイツを中心に安定した人気を誇っているそうで、近況についてはオフィシャル・サイトを参照願い度。

<written by ERIRIN兄, 2003.3.14.>

 

(92) JENNIFER RUSH     (95) OUT OF MY HANDS

(97) CREDO   (98) CLASSICS   (10) NOW IS THE HOUR

 

<参加サントラ> (88) ANOTHER WAY

 

DISCOGRAPHY

ALBUMとSINGLEの売上成績です(USA/BILLBOARD CHARTより)

 

JENNIFER RUSH

85UK 7

 

  

GERMAN  (1984)                                                 INTERNATIONAL (1985)

U.S. (1985)

THE POWER OF LOVE

85US

57

85UK

1

RING OF ICE

86UK

14

“THE POWER OF LOVE”は全英で5週連続bPという大ヒットになったが、全米ではTOP50にも入らなかった。そのUS盤アルバムだが、このセルフタイトルの1st及び2ndの“MOVIN”から10曲が選曲されたコンピレーション的内容になっていた。

 

MOVIN’ (1985)

 

 

 

HEART OVER MIND (1987)

 

  

GERMAN/UK                                                    U.S.

FLAMES OF PARADISE

<duet/ELTON JOHN>

87US

36

1stアルバムの大ヒットのおかげで、ハロルド・フォルターメイヤー、デズモンド・チャイルドら大物プロデューサーが参加。彼らの繋がりだろう、ボンジョビのリッチー・サンボラの他、ラス・カンケル、シーダ・ギャレットなどの豪華ゲストが脇を固めている。当時エルトン・ジョンの右腕でもあったガス・ダジオンも1曲プロデュースしているのも興味深い。

左記のエルトンとのデュエットの他に、タイトル曲がダンス/クラブプレイチャートで42位まで上昇した。

 

PASSSION (1988)

 

 

前作同様ハロルド・フォルターメイヤー、新たにマイケル・オマーティアン、キース・ホッシー、ジェリービーンまでがプロデュース参加。ハイライトはマイケル・ボルトンを迎えての迫力あるデュエット“SAME HEART”。

WINGS OF DESIRE (1989)

 

 

オススメBEST CD

THE POWER OF (1991)

 

 

Destiny/Heart Over Mind/Ave Maria/Ring Of Ice/

The Power Of Love/Higher Ground/

Flames Of Paradise/25 Lovers/I Come Undone/

Same Heart/Solitaria Mujer/Vida De Mi Vida/

 

80sヒットをほぼ網羅した1枚。彼女のベストは他にも何枚かリリースされている。

 

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