ARTIST FILE 001

ALBUMとSINGLEの売上成績です。

(USA / BILLBOARD CHARTより)

FACE TO FACE

 


Laurie Sargent (Vo)
Stuart Kimball (Gt,Key)/Angelo Petraglia(Gt,Key)
John Ryder (Bs)/Billy Beard (Dr)
 
<参加サントラ> (86) JUMPIN' JACK FLASH
 

パワフルな女性ボーカルのローリィ・サージャントを中心とした5人構成の正統派アメリカンロックグループ。
80s初頭にボストンで結成され、地元でインディーズバンドとして活躍後、敏腕プロデューサーのジミー・アイオバインに見出され、84年にエピックから全国的にデビュー。
 

同じくボストン出身の天才ミキサーであるアーサー・ベイカーと組んで、ダンス/ディスコシーンで2曲の12インチヒットを飛ばした後、計3枚のアルバムをリリースしていますが、あまりヒットしませんでした。

作風的には、ストレート系のアメリカン・ロックが多く、けっこうカッコイイ。とても声量のあるローリィのボーカルが特色です。
彼女はあの大ヒット映画「ストリート・オブ・ファイア」の中でFIRE INC.というロックプロジェクトのメインボーカルを取っています。あのダイアン・レインの吹き替えをした人ですよ!他のメンバーも「アタッカーズ」というバックバンド役で出演してま−す。
 
付記...89年、ポリグラムから契約を解除されたが、90s半ばまでグループは存続していたようだ。
 
ローリーは、97年にソロアルバム
"Heads And Tails"をリリース。→
内容的には、90sらしいオルタナ系カレッジロックといえる作品。
 
2002年、元モルヒネのメンバーと"Twinemen"というアシッドロック系バンドを結成、現在も活動中。

  
グループのリーダーだったアンジェロ・ぺトラグリアは、プロデューサーに転向、大成功を収めている。
 
07年から手がけ始めたガレージロックバンド"Kings of Leon"の08年のシングル"Use Somebody"→
が、2009年グラミー賞レコード・オブ・ジ・イヤーを受賞、輝かしい大仕事をやってのけている。
<ERIRIN兄/2011.1.14.>
 

FACE TO FACE (1984)

 

 

10-9-8

84US

38

UNDER THE GUN

 
Out Of My Hands/All Because Of You/Face In Front Of Mine/
Pictures Of You/Over The Edge/Under The Gun/10-9-8/
Don't Talk Like That/Heaven On Earth/Wreckless Heart
 
<2006 Remaster CD-Bonus Track> Wounded Bird Records
10-9-8 (Dance Mix)/Under The Gun (Dance Mix)

邦題は、シングルタイトルと同じく「恋のカウントダウン」。シングル2曲のヒットのわりには、アルバムチャート最高126位と振るわなかった。
 
完璧なダンスロックのシングル2曲以外は、キレのいいロックナンバーばかりだ。"Face In Front Of Mine"だけが、ミディアム系のキャッチーなメロハーロックとなっており、アルバム構成としてのバランスもとれていて好感が持てる。
 <ERIRIN兄/2011.1.14.>

 

CONFRONTATION (1985)

 



Tell Me Why/Confess/Why Do I Say/Too Late/The 4th Watch/
Walk Into The Fire/When Time Stands Still/Shake The World/
A Boy Like You/America's Dream
 
<2006 Remaster CD-Bonus Track> Wounded Bird Records
One Wish/Tell Me Why (Dance Mix)
 
20年以上お蔵入りしていたので「美しき廃盤」コーナーでとりあげてもよかったのだが、06年に待望のCD復刻された。
久しぶりに聴いてみると、なかなか出来のいいガレージロックアルバムだと再認識させられた。
 
ファーストほどインパクトの強い楽曲は見当たらないものの、肩のこらない構成が魅力だろう。トム・ペティやグレッグ・キーンのような、ベテランの落ち着きさえ感じられる1枚。オススメします。
<ERIRIN兄/2011.1.14.>
 

ONE BIG DAY (1988)

 



As Forever As You /Change In The Wind/
A Place Called Home/Never Had A Reason/
The Day I Was Born/She's A Contradiction/I Believe In You/
Ever Since Eve (Blood Gone Bad)/
Some Stories/Grass Is Greener
 
ポリグラムへ移籍し、約2年ぶりに発表された3rdアルバム。長いブランクのせいもあるだろうが、たいしたプロモートもなかったため、セールス的成果を挙げられず、ラストアルバムとなってしまった。
(20年以上お蔵入りしている....復刻希望)
 
プロデューサーは、元フィリーズのドラマーだったアントン・フィアが当たっている。
シンセの使用比率を極端に減らして、ギターを前面に出しており、シンプルで骨太のアメリカンロックアルバムに仕上がった。
70s後半の頃のリンダ・ロンシタットを彷彿とさせる、ローリーのボーカルがとても爽やかに感じる。
<ERIRIN兄/2011.1.14.>
 

 

FIRE INC.

STREETS OF FIRE (1984)

<Original S/T>

84US 32

 

 

TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG

84US

80

NOWHERE TO FAST

 
補足すると、FIRE INC.とは、ジム・スタインマンが結成した映画用プロジェクトである。他に、リック・デリンジャー、ロイ・ビタン、デイビー・ジョンストンなど豪華な顔ぶれが参加していた。
上記2曲のリードボーカルをとったのがローリー・サージェント、ミュージカル歌手でもあるホリー・シャーウッドとロリー・ダッドの3人だった。
ローリーのパワフルなボーカルと、ジム・ステインマンの織り成すロックオペラは、間違いなく名曲の域に達している。
ちなみに、Face To faceの他のメンバー4人はレコーディングに参加していない。
 
"Tonight Is What It Means To Be Young"の邦題は「今夜は青春」(ダサ)
日本でも、オリコンシングルチャート50位以内を記録するヒットとなり、
86年、椎名恵が「今夜はANGEL」というタイトルでカバー、オリコン7位まで上がるヒットとなった。
 

 

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