ROBBIE DUPREE
(93) WALKING ON WATER (95) SMOKE AND MIRRORS (97) VINTAGE VOL.1 (99) ALL NIGHT LONG [LIVE] (02) VINTAGE VOL.2 (10) TIME AND TIDE
ex.member of…STRIDERS |
80s初頭、新人ながらブレイクを果たした都会派シンガーソングライター。白人ながらソウルフルで優しさに満ちたボーカルスタイルとフュージョニックなメロディラインをもって、ナイーブな詩の世界をお洒落に表現できるシンガーだ。 マイケル・マクドナルド、グレッグ・ギドリー(実際に曲提供もしている)のアプローチに近いといってもいいだろう。 「ポッと出」的存在に見られがちだが意外と豊富なキャリアを持つアーティストで、60s後半にNY/ブルックリンの路地裏で元シックのナイル・ロジャースらと共にア・カペラ・シンガーとしてR&Bの極意に触れ、73年にウッドストックへ移住。そこでストライダーズというR&Bグループなどでプレイしつつ曲作りの腕を磨き、そして78年に今度はLAへ移住してソロデビューへの切符を掴むことになる。 ご存知のように1stアルバムからのデビューシングル“STEAL AWAY”(邦題は「ふたりだけの夜」)が大ヒット、グラミーの新人部門にもノミネートされるなど1980年は最高の年となった。このため、レコード会社から次作への商業的期待が大きすぎたことと、セールスも全く振るわなかったこともあって、82年から88年の約7年間、パッタリと音楽的活動を止めてしまった。それが充電期間だったのか、個人的事情だったのか明らかではないが、ロビーは成功を手にしたLAから古巣のウッドストックへと帰還していたそうだ。 ようやくファン待望の3rdアルバムがリリースされたのは89年のことで、その後90s以降もマイペースながらアルバムリリースを続けてくれている。 彼の生み出した1st及び2ndの傑作アルバムは、今後も永遠にAORの定番として愛され続けていくことだろう。 <written by ERIRIN兄, 2003.3.3.> |
DISCOGRAPHY
ALBUMとSINGLEの売上成績です(USA/BILLBOARD CHARTより)
ROBBIE DUPREE (1980)
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先述のように、お洒落なAORの定番中の定番アルバム。ビル・ラバウンティがバックボーカルで参加している他、クレジットにはないがデビッド・フォスター、ビル・チャンプリンも参加しているそうだ。どこの国にも先駆けて「AOR大国」日本で90年にCD化されている。 |
STREET CORNER HEROES (1981)
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個人的にはデビュー作よりもこちらのが好み。マイケル・ボディカーの鳴らすシンセがカッコいいタイトルナンバー、そしてビル・ラバウンティのペンによる泣かせるバラード“DESPERATE”あたりがオススメ! こちらも1stと同様、90年に日本でCD化された。 |
CARRIED AWAY (1989)
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8年という長いブランクを感じさせない佳作で、久々のプレッシャーどころか、仲間と一緒にロビー自身アルバム作りを楽しんでいるように聴こえる。日本以外ではあまり話題にすらならなかったようだが、89年ものらしく80s前半とは趣の異なる切れのいいビートアレンジが印象的だ。 |
オススメBEST CD
今のところ、BESTのリリースはないようです。
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