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STEPHEN BISHOP

 

stephenbishop.com

 

 

relate…ART GARFUNKEL

西海岸サンディエゴ出身の「癒し系アコースティック」シンガーソングライター。卓越したセンスを持つメロディクリエイターとしてもバーブラ・ストライザンド、チャカ・カーン、ベッド・ミドラーなどの大物アーティストへ楽曲を提供、映画「ホワイト・ナイツ」のテーマとして大ヒットした“SEPARATE LIVES”は他ならぬ彼のペンによるナンバーだ。また、とても温厚で明るい性格の持ち主で、かなり広い人脈を持っている。

アマチュア時代にアート・ガーファンクルと知り合い、そのアーティに楽曲を提供し始めてソングライターとしての知名度を上げることに成功。76年に念願のデビュー、AOR不朽の名曲といわれる“ON AND ON”がPOPチャートで11位まで上がるスマッシュヒットとなり、77年度グラミーの新人賞にもノミネートされるなどの大活躍を見せる。

映画が大好きな彼は「アニマル・ハウス」や「ケンタッキー・フライド・ムービー」などにもチョイ役で出演、そんな関係からか80s前半から中盤にかけては映画のサントラへの参加が続くことになる。85年には実に5年ぶりとなる4thアルバム“SLEEPING WITH GIRLS”をレコーディングするも諸事情により残念ながら全米では発売に至らなかった。(85年に香港のみでリリースされた。)89年にようやくアルバムリリース、AOR大国・日本では根強い人気があるアーティストで、同89年には70s時代の名盤も日本で早々とCD復刻された。

そんなビッシュの近況はオフィシャルサイトを参照願い度。
前出の”SLEEPING WITH GIRLS”だが、2010年に日本で、待望のリイシューCDがリリースされている。


<written by ERIRIN兄, 2003.3.20.>

(76) CARELESS     (78) BISH

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(96) BLUE GUITARS    (02) HAPPY BISHMAS

(03) YARDWORK   (03) THE DEMO ALBUM 1
(03) THE DEMO ALBUM 2   (04) THE DEMO ALBUM 3

(02) YARDWORK   (06) LIVE IN JAPAN

 

<参加サントラ> (78) ANIMAL HOUSE

(78) MOMENT BY MOMENT    (81) ARTHUR

(82) SUMMER LOVERS     (84) UNFAITHFULLY YOURS

(98) BARNEY’S GREAT ADVENTURE

 

DISCOGRAPHY

ALBUMとSINGLEの売上成績です(USA/BILLBOARD CHARTより)

 

RED CAB TO MANHATTAN (1980)

 

 

邦題は「哀愁マンハッタン」。口元を隠しカメラ目線で見つめるビッシュがやけにカッコいい。インナースリーブには青年時代のビッシュや、当時噂があった女優カレン・アレンとのお熱いツー・ショットが載っている。

プロデューサーにフュージョン畑のマイク・マイニエリとトミー・リピューマを起用しているあたりに注目。まさに夕暮れのマンハッタンに浮かぶ高層ビル群の夜景が似合う、洒落たシティAORアルバムだ。

<GUESTS>

PHIL COLLINS(D), PHOEBE SNOW(V), DAVID LASLEY(V),

ART GARFUNKEL(V), ERIC CLAPTON(G), STEVE GUDD(D),

NEIL LARSEN(Ky), RUSS KUNKEL(D), WILLIE WEEKS(B),

GARY BROOKER(Piano), LENNY CASTRO(Per),

DAVID SPINOZZA(G), DENNIS BELFIELD(B)

 

TOOTSIE (1983)

<Original S/T>

 

 

IT MIGHT BE YOU

83US

25

83USY

95

 

 

SLEEPING WITH GIRLS (1985)
 <Reissued CD in JAPAN (2010)>

 

 

FALLIN'/RHYTHM OF THE RAIN/SLEEPIN' WITH GIRLS/
LEAVING THE HALL LIGHT ON/SEPARATE LIVES/
MISTER WONDERFUL/SOMETHING NEW IN MY LIFE/
SOMEONE'S IN LOVE/IT MIGHT BE YOU
 
25年もの長い間お蔵入りしていた幻の4thアルバムだったが、日本大好きのビッシュと、ビッシュ大好きの日本との両想いによって実現した世界初のリイシューCD。(なぜか発売元は韓国のレーベルですが...)
次作同様、豪華ゲストたちのオンパレードなのは凄い!
 

<GUESTS>

PHIL COLLINS(D), STING(V,B), BRENDA RUSSELL(V),

 ERIC CLAPTON(G), DON FELDER(G),

LEE RITNOUR (G), RANDY CROWFORD (V)

 

BOWLING IN PARIS (1989)

 

 

80s後半らしいシンセによる打ち込みが効いてはいるが、ビッシュらしいお洒落な感覚は全く失われてはいない。

M・オマーティアン、旧友のフィル・コリンズ、ガス・ダジョン、そしてヒュー・パジャムとプロデューサーも多彩だ。

86年の感動的映画「ミリィ 少年は空を飛んだ」のテーマソングとして使われた“WALKING ON AIR”、スティングとの渋めの異色デュエット“HALL LIGHT”などに注目!

<GUESTS>

PHIL COLLINS(D), STING(V,B), BRENDA RUSSELL(V),

DEBBY BOONE(V), ERIC CLAPTON(G), DANN HUFF(G),

RANDY CRAWFORD(V), STEVE LUKATHER(G),

MICHAEL OMARTIAN(Ky), NATHAN EAST(B),

STACEY EARLE(V), MICHAEL THOMPSON(G)

 

オススメBEST CD

BEST OF BISH (1988)

 

 

ON AND ON/UNFAITHFULLY YOURS (ONE LOVE)/

LOOKING FOR THE RIGHT ONE/

SAVE IT FOR A RAINY DAY/MADGE/ONE MORE NIGHT/

FALLIN’/ONLY THE HEART WITHIN YOU/THE BIG HOUSE/

IT MIGHT BE YOU/IF LOVE TAKES YOU AWAY/

SEND A LITTLE LOVE MY WAY/SOMEONE’S IN LOVE/

RED CAB TO MANHATTAN/SEPARATE LIVES/

 

70s時代の名曲からサントラ発表曲、そしてお蔵入りしたナンバーまで取り揃えた究極のベスト。特に“SEPARATE LIVES”のセルフカバーはききものだ。

 

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