ARTIST FILE 016 |
ALBUMとSINGLEの売上成績です。
(USA / BILLBOARD CHARTより)
ALDO NOVA |
(91) BLOOD ON THE BLICK (97) NOVA’S DREAM |
カナダ・モントリオール出身の天才マルチプレイヤー。あのBON JOVI結成時に誘われるなど、とりわけ、ギタリストとしての評価がとても高かったですね。当時のギター小僧の皆さんの中には、ALDOのギターテクにあこがれた方も多かったんじゃないかしら。 そんな素晴らしいギターテクと秀逸なシンセアレンジとを見事に融合させ、スペーシーかつポップなハードロックを創り出してきましたね。また、彼の成功の影には、BON JOVIの従兄弟に当たる、ミキサーのTONY BONGJOVIの卓越したテクニックによるミックスダウンがあったことも忘れてはいけないと思います。 なかでもデビューアルバムはダブルミリオンを売り上げるという驚異的なヒットになり、「FANTASY」のシングルもスマッシュヒットしました。(VIDEOCLIPもカッチョよかったですよねぇ。ギブソン・レスポールを片手に暴れまわる姿、忘れられましぇん) デビュー2年目の83年から84年にかけては、セカンドアルバムの名作「SUBJECT」をリリースする傍ら、ギタリストとしても積極的に他のアーティストのアルバムに参加、MICHAEL BOLTON、BLUE OYSTER CULT、BON JOVIと仕事しています。 85年にサードアルバム「TWITCH」をリリースしましたが、これが完全な不発に終わってしまい、弟分のBON JOVIがブレイクする中、80sの間、消息を聞かなくなっちゃいました。(チョ寂しかったぁ) 90sに入ると、ビッグになっていた弟分のBON JOVIのソロアルバム「BLAZE OF GLORY」にギターで参加、久々にALDOの名前を耳にします。翌91年には、そのBON JOVIとの共同プロデュースで6年ぶりの4THアルバム「BLOOD ON THE BLICKS」をリリース、スピード感のあるギターテクをふんだんに盛り込んで健在ぶりをアピールしましたね。97年にも「NOVA‘S DREAM」というシンセ主体のコンセプトアルバムをリリースしたり、CELINE DIONにも曲提供したりと、90年代に入っても地道な活動を続けていました。 |
ALDO NOVA (1982)
FANTASY/HOT LOVE/IT'S TOO LATE/BALL AND CHAIN/HEART TO HEART FOOLIN' YOURSELF/UNDER THE GUN/YOU'RE MY LOVE/CAN'T STOP LOVIN' YOU/SEE THE LIGHT
|
優れたギターテクを披露し、ハードロック界に衝撃を与えたデビューアルバム。全米でダブルプラチナム(400万枚突破)を獲得、セールス的にも大成功しました。邦題は「ナイト・ファンタジー」。ミキシングにはJON BON JOVIの従兄でもあるTONY BONGIOVIが参加、スペーシーでクリアな音作りに力を貸しています。 82年という年柄からか、AOR調のメロデックなナンバーを多数収録、ソングライティングの才能もいかんなく発揮しています。イントロのギターソロが泣かせる「You`re My Love」はお気に入りの1曲であります。
|
TWITCH (1985)
|
Tonight(Lift Me Up)/Rumors of You/Surrender Your Heart/If Looks Could Kill/Heartless/Long Hot Summer/Fallen Angel/Stay/Lay Your Love On Me/Twitch
80s発表の3枚中、最もPOP色の強いアルバム。当時スランプ中だったマイケル・ボルトンがバックボーカルで参加しています。「Rumors Of You」のデュエットはフィオナ・フラナガン...私のお気に入りの美人ロッカーであります。
|
オススメBEST CD
PORTRAIT OF ALDO NOVA (1992)
|
FANTASY/HOT LOVE/IT’S TOO LATE/ BALL AND CHAIN/HEART TO HEART/ FOOLIN’YOURSELF/UNDER THE GUN/ MONKEY ON YOUR BACK/HEY OPERATOR/ ALL NIGHT LONG/ALWAYS BE MINE/ VICTIM OF A BROKEN HEART/ RUMOURS OF YOU/TONIGHT (LIFT MR UP)/ LAY YOUR LOVE ON ME/
80s時代の3部作から15曲をセレクト。アルバムコンセプトを重んじる彼の音作りからすると、コマギレ的な感じがしてしまいますが、ALDOワールドを知るには絶好の1枚。
|
前のページに戻りたい時はブラウザの「戻る」ボタンを押して戻ってネ