12inch MAXI collection

Artist  FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD

 

RELAX

(SEX MIX)

(FROM SOFT TO HARD)

FERRY ACROSS THE MERSEY

 

重たいベースラインから導入し、卑猥なボーカルサンプリングやスクラッチを多用しつつジワジワと盛り上げていくというトレヴァー・ホーンならではの演出が光る、16分に及ぶ大作リミックスだ。

この“SEX MIX”を半分の長さにエディトしてスッキリさせたのが、この後にリリースされた“NEW YORK REMIX”ということになる。

私の知る限りでは他に、“U.S.MIX”が存在する。

 

 

TWO TRIBES

(ANNIHILATION)

SURRENDER

(WAR-TWO TRIBES-ONE FEBRUARY FRIDAY)

 

空襲?サイレンの音から導入される、最も一般的なリミックスで、日本でも「ロング・バージョン」として発売された。ジャケ裏にはレーガン元大統領夫妻がなにやら宣誓している写真、他にも当時冷戦下にあった米ソそれぞれのミサイル能力も掲載されているのが興味深い。

TWO TRIBES

(CARNAGE)

SURRENDER

(WAR-TWO TRIBES-ONE FEBRUARY FRIDAY)

 

ピアノパートから導入されるバージョンで、ある3名の人物が紹介し合うような台詞が途中やラストに何度か出現するのも、このバージョンの特徴だろう。

プレイヤーにレコード盤を置くと、ビデオクリップにも登場したレーガンとブレジネフの、あまり似てるとはいえないソックリさんの額が貫かれるように印刷されているあたり、まさに「ゲイ」が細かい。

私の知る限り他に、ビデオクリップのロングバージョンに使用された“HIBAKUSHA MIX”が存在する。こちらはバージョン名が示すように、我が国での発売を自重したためにレア盤となっていたが、日本限定リリースの12インチ集“BANG”に収録された。

 

 

THE POWER OF LOVE

(EXTENDED VERSION)

THE WORLD IS MY OYSTER (SCRAPPED)

HOLIER THAN THOU (FIRST)

THE WORLD IS MY OYSTER (TRAPPED)

HOLIER THAN THOU (SECOND)

 

聖なる?意味の台詞と、アコギタを隠し味的にフィーチャーしたイントロから導入される9分に渡る力作だ。今ではクリスマスソングとしてスタンダード化された感もある、美しいメロディのバラード。

RAGE HARD (+)

(SLAM BAM)

SUFFRAGETTE CITY

(DON’T LOSE WHAT’S LEFT) OF YOUR LITTLE MIND

‘ALWAYS NOTE THE SEQUENCER’

 

アルバムテイクを遥かに凌ぐ、目茶目茶カッコいい出来映えのリミックス。12インチ集CD“RELOAD”にも収録。

もうひとつ、“BLOAD”バージョンというのが存在するが、未聴。