Artist

CHILLIWACK

Title

WANNA BE A STAR

Release

1981

ジャンル

Rock

 

 

SIGN HERE

SO YOU WANNA BE A STAR

TELL IT TO THE TELEPHONE

TOO MANY ENEMIES

LIVING IN STEREO

 

MR.ROCK

MY GIRL (GONE, GONE, GONE)

(DON’T WANNA) LIVE FOR A LIVING

WALK ON

I BELIEVE

 

Produced by

BILL HENDERSON & BRIAN MACLEOD

 

 

CD入手方法

国内

発売なし(アナログは廃盤)

輸入盤

※2002年、カナダSOLID GOLD RECORDS
からリマスターCD発売 (79787-2)
 
※2008年、エアーメイル・レコーディングスから紙ジャケ仕様CD発売
 
※2009年、SOLID GOLD RECORDS から
再発

 

本国カナダでは人気の高かった彼らの、世界的出世作です。80年にリック(Dr)とジョン(Gt)の2人が脱退、3人だけになってしまいましたが、ブライアンがドラムパートをカバー、ビルとブライアンの2人がシンセを自在に操り、見事にこの傑作アルバムを送り出したのです。(たいしたもんだねぇ)

「スターになりたいっ!」というタイトル通り、あるひとりのロックスターの生き様を描いています。一貫したトータルコンセプトを持つアルバムですので、是非とも歌詞カードを見ながら聴いてください。
どうしてもシングルヒットした2曲が目立ってしまいがちだけど、サウンド的にはメロディアスにまとめていて、全体に均整のとれた構成になっています。

では、A面に針を落としてみましょう。

ちょっちグレゴリアンっぽい重いコーラスで始まる"SIGN HERE"から、レアなライブ感覚あふれるタイトル曲、そして彼ららしいファンキーなロックナンバー"TELL IT TO THE TELEPHONE"へと間髪を入れずにアッという間に流れ込んでいくあたり、ホント聴かせてくれますねぇ!
続いてシスコロックっぽいビートが気持ちいい"TOO MANY ENEMIES"、A面ラストを飾るのは、黒っぽいR&Bナンバーの"LIVING IN STEREO"、2曲ともビルのボーカルがとてもパワフルで、ちょっとだけグレッグ・キーンを意識しているような気もします。

さて、B面。
いきなり、渋めのブルージィなミディアムナンバーの"MR.ROCK"で始まります。
ロックスターの気だるいプライベートを語った歌詞も面白いかも。絶妙のコーラスワークと覚えやすいメロディが受けて全米でスマッシュヒットした"MY GIRL"へと続きます。
こちらもファンキーな"LIVE FOR A LIVING"、カナダロックらしいメロディアスな"WALK ON"を経て、ラストに名曲"I BELIEVE"が来ます。こちらは、コンピCDなどに収録されているシングルバージョンとは異なり、1分ほど長くなっていますよ。シングルバージョンよりも、アコギターのパートがしっかりしていて、バックのシンセラインもちょっちだけ違っています。


マジで、いいアルバムです!

悲しいことにブライアンが92年に死去、再結成は今ではかなわない夢だけど、ERIRINの一生ものの「お宝グループ」として心に生きています!