HEAT OF THE MOMENT

ONLY TIMEWILL TELL

SOLE SURVIVOR

ONE STEP CLOSER

TIME AGAIN

WILDEST DREAMS

WITHOUT YOU

CUTTING IT FINE

HERE COMES THE FEELING

 

Produced, Engineered by MIKE STONE

 

ASIA were

(Vo/Bs) JOHN WETTON

(Gt) STEVE HOWE

(Dr) CARL PALMER

(Ky) GEOFFREY DOWNES

 

 

 

70sプログレの大御所3人とN/Wの寵児1人とで結成されたスーパーユニットのデビューアルバム。デビューから現在に至るまで、メンバーの激しい入れ替わり立ち代り劇を見ても、グループというよりユニットと呼んだ方が正解でしょ!?

初めて針を落とした時は「スゴイ、流石!!」の二言でした。10年以上プログレやってたベテランが、「こういうロックやるの?」という驚きとショックが逆に良かったんですよ!(賛否両論あるでしょうが)そういえばこの頃ですよね、「産業ロック」っていうジャンルが生まれたのは...元来皮肉っぽい呼び名なんでしょうが、私は大好きです。卓越したテクニックとセンスがない限り、聴きやすくて完成度の高いアルバム作りって出来ないと思います。一部の不良とオタクしか聴かなかったロックを一般の人にも浸透させる事ができるんだから...

このアルバムの邦題には「詠時感」というアテ字をつけていますが、聴き終わるとこのタイトルどおりの充実感が得られます。実はジョン・ウェトン様の大ファンなんですよ。83年に武道館の初来日ライブ“ASIA IN ASIA”に行きましたが、来日直前にジョン様が脱退してしまい、代役にグレッグ・レイクが来日したのです。なんか行きたくなくなったけど、行きました。でもあんまりでした。

グレッグのヘタな事といったらもう愕き、怒り、金返せって感じ。せっかくの世界初衛星生中継も台無しでしたね。このライブの後すぐにジョン様は復帰したんですよねぇ。(日本に来るのがイヤだったのかなぁ)死ぬ前に(大袈裟??)ジョン様のいるASIAが見たいっ!!そしてついに来日してくれたのが、90年10月のサンプラザでした。前から14列目の真中で見れました。武道館に比べれば、こじんまりしてたけど、とっても良かったです...7年越しですよっ、もう!!

 

まっ、とにかく、とても素晴らしい「産業ロック」アルバムです。是非じっくりと「時を超えたロマン」に浸ってみてはいかが!?